「サーフボードの選び方」もしあなたが自分のサーフィンの向上やコンテストでの勝利を重んじるボードを選ぶとしたら機能性に優れたボードを使いたいと思うのでは? テキスト: ジュン青田

「サーフボードの選び方」もしあなたが自分のサーフィンの向上やコンテストでの勝利を重んじるボードを選ぶとしたら機能性に優れたボードを使いたいと思うのでは? テキスト: ジュン青田

【オリジナル自社工場製品とライセンス製品】

私たちは自分のボードを選ぶ際に何を基準に選べば良いのでしょうか?

ブランド名?価格?品質?大抵のユーザーの方はブランド名、価格で選んでいると思います。しかし、もしあなたが自分のサーフィンの向上やコンテストでの勝利を重んじるボードを選ぶとしたら機能性に優れたボードを使いたいと思うのでは無いでしょうか。

「サーフボードを作る際に一番大切な部分をお伝えしましょう。」

シェイプ・マシンによって削られたプリ・シェイプのブランクを一本一本手作業で仕上げるメイン・シェイパー、そしてそれにガラス繊維をアクリル樹脂で巻くラミネーター職人、余分な樹脂を削り落とすサンデイング職人、フィン・ソケットやリーシュカップを埋め込む職人、最終仕上がりを確認する検査職人など数多くのサーフボード職人の手を経て一人一人のエンド・ユーザーの下へ届いているのです。
マルシオが率い、カリフォルニア・サンディエゴ自社工場で製造されるボードは各作製過程での品質管理はマルシオ本人により行われており、働く従業員全員には徹底した技術指導そして想像以上の厳しい最終品質管理が徹底されています。 とあるサーフボード・ブランドはカリフォルニアの数ヶ所の工場でボードは製作されています。また日本で手頃な価格で販売されている有名ブランドのボードはインドネシア製や比較的人件費などの低い国で作られているボードが多いのが現状です。また輸入コストと販売価格をおさえるべく既に低賃金の国での生産や日本国内での製産に移行しているブランドは少なくないのが現状なのです。
「シャープアイ・サーフボード・ジャパン」のカスタム・オーダーのボードは100%カリフォルニアの自社工場にて生産されたボードを絶対の自信を持ってユーザー様に提供させて頂いております。 フィリーぺ・トレードがQSからCTへ昇格したのはマルシオが作ったシャープアイ・ボードを乗っていたからです。実はその後、彼はCT初年度開幕前に他社ボード・メーカーへの多額の契約金で移籍をしました。しかし成績が思うように出せず苦しい状況でありました。

2013

 

2014

 

2015

 

フィリーぺは2013年のCT初年度、フィーリングの合わないボードで試合に出ており、全く良い成績が出せず、そのルーキー・イヤーのシーズンあわやCTから脱落しそうなくらいランキングが低かったんです。
いくら良い契約金を手にしても試合で良い結果を出さないのならば良い契約も全く意味がないこと。ましてCTから脱落ともなれば選手生命にも関わる重要な問題であること。
そこで再びマルシオと話し合い、2015年に「シャープアイ・サーフボード」へ戻ってきました。シャープアイのボードに再び乗りこの苦痛な2年間から一気に返り咲き、2015年には世界ランキング4位に急浮上です。
フィリーぺさんの過去にはこんなエピソードがありました。
やはり、コンペティターにとって道具の重要性がいかに大事か、これを自ら体験し経験したことは、良い勉強になったと思います。またマルシオさんのシェープがいかにコンテストに向いているのかもよくわかったエピソードでした。さすが職人マルシオさん!最強です。 五十嵐カノアが他社ボード・メーカーからシャープアイ・サーフボード乗り換える事になった秘話は2022年の「マルシオ・ゾウビ来日」記事よりご覧ください。
マルシオの生い立ちから現在に至るまで、そしてシャープアイ・サーフボードが世界チャンピオンを排出するまでに起きていた真実、そしてCTサーファー男女10人が何故シャープアイ・サーフボードに乗っている訳を理解して頂く事により サンディエゴ自社工場製品の価値を再認識して頂けるはずです。
つづく。
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